屋根塗装は高圧線超・下地補修が非常に重要！正しい屋根塗装の工程を紹介！

屋根の高圧洗浄を行います。屋根材によってバイオ洗浄や温水洗浄などで徹底的に洗浄します。
長期的にメンテナンスをしていない屋根は、コケやカビなどが増殖しているケースが多いので、強い圧で洗浄する必要がございます。下塗り材や上塗り塗料の接着性に影響しますので丁寧に行います。

下地の補修は、外壁塗装の場合と同様に屋根塗装工事の上でも最重要項目です。
スレート瓦の塗膜剥離の箇所を整えたり、屋根尾根トタン部分のサビをナイロンスポンジにてケレン清掃したりします。
塗膜の剥がれやサビは出来る限り削って除去してしまいます。凹凸が酷い場合は電動のサンダーケレンにて削ります。
表面を滑らかにすることで、塗料が接着しやすくなり耐久性が高まりますので、手間をかけてしっかり補修いたします。

屋根尾根のトタン部分は鉄ですので、時間経過とともに錆がでます。錆止めを塗る前に下地補修で錆をできる限り削っておくことが重要です。

錆止め塗料を塗装したあとは、下塗り材を塗ります。
外壁塗装と同様の工程ですが、下塗り材で使用するプライマー（シーラー）は上塗り塗料の接着性・耐久性を高める役割がございますので、たっぷり塗ります

スレート瓦が重なっている箇所に「タスペーサー」という金具を差し込んで「縁切り」という作業を行います。
上塗材は接着性があり、タスペーサーなしで塗装すると瓦同士が接着されてしまい、雨水などの水分の逃げ場がなくなり、屋根下地の腐食や雨漏りの危険性にもつながりますので、屋根塗装の際は必ず「縁切り」を行います。
縁切りを省略する塗装業者もあるようなので、必ずご確認ください。

下塗りが終了したら十分に乾燥期間をもうけ、1回目の上塗り(中塗り)を行います。
屋根も外壁と同様に、下塗りを合わせて3回塗りが基本です。上塗りを2度行うことで塗膜に厚みを出し耐久性を高めます。屋根は外壁よりも過酷な環境なので、塗料の質を1つランクアップされることをおすすめします。塗料クラスによっては4度塗りや5度塗りなどの商品もございます。